TVBSの大型ドラマ「天堂的微笑」主演のシュウ・ジエカイ（修杰楷）とアリソン・リン（林予晞）が、22日にプロモーションのためTIFFCOM 2019（東京・池袋）で行われた記者会見に出席した。



「天堂的微笑」は、難病に侵されたヒロインの決断と、彼女を取り巻く家族との絆が描かれるヒューマンドラマ。主演を務めるシュウ・ジエカイとアリソン・リンは、深い愛情でつながった夫婦を演じている。

会見では、日本のメディアから「息の合った演技はどのように作り上げたのか」と問われると、シュウ・ジエカイは「役者たちを自宅に招いて台本を読んで、コミュニケーションを取っています。その過程で、良い雰囲気やチームワークを作っていきます」。

アリソン・リンは「わたしもシュウ・ジエカイさんのご自宅で台本を読みました。シュウさんは積極的で、いつでもオープンなんです。そういう姿勢はとっても紳士的ですし、ポイントが高いですね。大いに信頼できます。」と笑いながら答えた。



またインタビュー中、アリソン・リンは今回「天堂的微笑」と共に来日できたことに対する驚きと喜びを伝えてくれた。

「以前から日本のドラマが大好きでした。ですから日本で見ることができる代表的なドラマとして一定の品質、レベルとなるようにしたいです。またこのドラマが日本で話題となることで、皆さんにわたしのことも知ってもらいたいです。
それからもっとたくさん、映像関係での合作にも関われると良いなと思いますね。今回の来日は、わたしにとって大変光栄なことです」



2人が出演する「天堂的微笑」は現在、台湾での放送がスタートしたばかり。10月19日の初回放送は成功理に終わった。

ターゲット層である25～49歳の女性の視聴率は0.70％、瞬間最高視聴率は0.95％で、アリソン・リンが演じる趙承舒が病院の玄関でピーター・ホー(何潤東)に出くわすシーンだった。

ピーター・ホーは「翻牆的記憶」で演じた高毅(高浩生)役で「天堂～」にも友情出演。ネット上では、ファンから驚きの声があがっていた。

今回の「天堂的微笑」には、TVBS歴代のドラマの主役たちが結集し、ゲスト出演も果たしている。

すでに登場したピーター・ホーのほかにも、実力派のルビー・リン（林心如）、アラン・コー（柯有倫）、六月、アニー・チェン（陳庭?）、ジェイソン・ツォウ（鄒承恩）、梁舒涵、エイダ・パン（潘慧如）、エジソン・ワン（王家梁）などの出演も予定されている。

すべての役が「天堂的微笑」とつながっており、TVBSのドラマが台湾映像業界の"マーベル・ユニバース"となることが期待される。



「天堂的微笑」はネットでも好評を得ており、合作した動画共有サイトiQIYIでは公開わずか一日で再生回数159万回を突破。インターネット掲示板PTTの台湾ドラマ板でも、またたく間に話題となった。

ネットユーザーの間では「天堂的微笑」で描かれる"永遠の別れ"という問題を、現実の生活と近づけて普遍的なものと考えている。

家族の誰かが重病にかかった後、面倒を見る家族も本人と同じように試練を受ける。「天堂的微笑」の心揺さぶられるストーリーが、同じような経験をしている視聴者に勇気を与えるものであり、命と戦うすべての人々に対して敬意を払うものであってほしい。そして第二回、第三回とドラマが進んでいくにつれて、視聴率も上がり続けることもぜひ期待したい。



余談だが...

日本に到着後、シュウ・ジエカイとアリソン・リンは忙しいスケジュールの合間を縫って、それぞれ買い物に奔走したそう。

普段は少食で"仙女"と言われるアリソン・リンだが、東京では食欲旺盛に。モスバーガー、中華蕎麦とみ田、ケーキ、スーパーの軽食 (うどん、ラーメン...)など四食ほどを口にした。カメラ好きでもある彼女は、中古カメラ店へも立ち寄り、値段をじっくり比較してカメラを購入したそうだ。

またシュウ・ジエカイも、自身の二人の娘のためにハロウィン用の衣装や、インテリアグッズなどを熱心に選んでいたりと、プライベートでも日本を満喫してくれたようだ。


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『天堂的微笑（原題）』（英題：Endless Love）

＊あらすじ
孫又翔(ソン・ヨウシャン)と趙承舒(チャオ・チャンシュー)は、一人娘と又翔の母と4人暮らしで幸せな生活を送っていた。もう一人子供が欲しいと思い、妊活中だった二人に、待望の赤ちゃんが生まれる事になる。つわりかと思っていた承舒の体調に、少しずつ異変が訪れる...。

＊出演
孫又翔(ソン・ヨウシャン)役　：　修杰楷(シュウ・ジエカイ)
趙承舒(チャオ・チャンシュー)　：　林予晞(アリソン・リン)

2019/台湾/TBVS/90分×15話