ドラマをより深く!
今週のキーワード

KNTVでの日本初放送に合わせて、毎週放送された2話分から気になるワードをピックアップ!

解説していきます。

【1話&2話】安堅(アンギョン)

15世紀を代表するミステリアスな画家、安堅(アンギョン)


15世紀を代表する実在の画家、安堅。彼は宮中行事や王の肖像画を描く専門機関で「イ・サン」にも描かれた図画署の画員でした。

第4代王・世宗(セジョン)の三男、安平大君(アンピョンデグン)にかわいがられ、彼が収集した名画を鑑賞する機会を得た安堅は、そこからさまざまな技法を学んで独自の画風を作り上げました。

その後の朝鮮画壇にも大きな影響をおよぼし、実際の師任堂(サイムダン)も幼少期に安堅の作品で絵の勉強をしたという逸話が残っています。

安平大君が夢で見た桃源郷の様子を、わずか3日で描き上げたといわれる『夢遊桃源図巻』が、現存する安堅の唯一の作品。忠清道池谷出身ということ以外、生没年すらわかっていない、ミステリアスな天才画家なのです。


絵を描くのが大好きな少女サイムダンと、芸術的才能豊かな王族イ・ギョムを運命的に引き合わせた安堅の名画『金剛山図』。離れ離れになった後も、名画は二人をつなぐ絆となって残ります。

500年後、『金剛山図』発見のセンセーショナルな発表がこのドラマの冒頭を飾ります。

安堅研究の第一人者、ミン・ジョンハク教授と彼の愛弟子、ジユン。二人の運命を大きく変えてしまう『金剛山図』。500年の時を超えて、幻の名画に翻弄される人々。


天才画家、安堅なら朝鮮一の名山、金剛山を描いたはず...、そんな思いが人々を真作発見に駆り立てるのです!


来週は2月7日(火)更新!
【3話&4話】のキーワードをご紹介します。
お楽しみに!


「師任堂(サイムダン)、色の日記」©Group Eight

Text:青島昌子(ライター、韓国語翻訳家) 
1990年代に韓国に留学。帰国後は翻訳、通訳として活動。韓流ブームとともに執筆活動に入る。翻訳書「スノーキャットのひとりあそび」(二見書房)共訳「韓国の歴史を知るための66章」(明石書店)「美男<イケメン>ですね フィルムブック」(キネマ旬報社)など。得意分野の本格時代劇を中心に、DVDオフィシャルライターとして「龍の涙」「ケベク」「チャン・オクチョン」「お願い、ママ」など、多数の作品に参加。