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今週のキーワード

KNTVでの日本初放送に合わせて、毎週放送された2話分から気になるワードをピックアップ!

解説していきます。

【13話&14話】戸牌・号牌(ホペ)

朝鮮時代の身分証明~戸牌、号牌(ホペ)


サイムダンと一緒に紙づくりに精を出す流民たちですが、怪しい流れ者だということで、役人に連れて行かれてしまいます。



この時、怪しい者ではないということを証明するのが「戸牌(ホペ)」です。


戸牌は当時の身分証で、16歳以上の男子に携帯が義務付けられていました。
小さな札に名前や職業などが記されています。

身分の高い人は名前や官職が書かれているだけですが、身分が低くなると記載は細かくなり、奴婢に至っては所有者の他、年齢、顔色、身長、居住地や髭の有無まで記されていました。
材質も身分によって象牙や鹿角から雑木まで細かい決まりがありました。


高麗時代に中国の制度を真似て始まりましたが、うまくいかず、朝鮮時代に入って太宗13年(1413年)に初めて全国に施行されました。

もともと人口と職業や階級を明らかにし、身分を証明するためのものでしたが、役務のための人々の管理や流動を防ぐという目的が色濃く、偽造や交換などの不正が多発して何度も中断されました。


ドラマ「ホジュン~宮廷医官へ道」「大王世宗[テワンセジョン]」などにも詳しく描かれています。

来週は3月22日(水)更新!
【15話&16話】のキーワードをご紹介します。
お楽しみに!

Text:青島昌子(ライター、韓国語翻訳家) 
1990年代に韓国に留学。帰国後は翻訳、通訳として活動。韓流ブームとともに執筆活動に入る。翻訳書「スノーキャットのひとりあそび」(二見書房)共訳「韓国の歴史を知るための66章」(明石書店)「美男<イケメン>ですね フィルムブック」(キネマ旬報社)など。得意分野の本格時代劇を中心に、DVDオフィシャルライターとして「龍の涙」「ケベク」「チャン・オクチョン」「お願い、ママ」など、多数の作品に参加。

「師任堂(サイムダン)、色の日記」©Group Eight