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深堀キャスト解説

「師任堂(サイムダン)、色の日記」といえば、主演のイ・ヨンエさん、ソン・スンホンさんの印象が強いですが、その他のキャストもかなりの実力派揃い!

このコラムでは、新星からベテランまで、「師任堂(サイムダン)、色の日記」に出演する俳優達を深堀していきます。

イ・ウォンス|ユン・ダフン

サイムダンの夫で、トラブルメーカーのイ・ウォンス。

妻子を愛してはいるけれど、実力もなければ、やる気もなく、そのダメ亭主ぶりで、逆にイ・ギョムの素敵さを際立たせる"引き立て役"になっています(笑)。

この情けない夫をコミカルに演じているのが、個性派俳優のユン・ダフン。

この手の"だめんず"役を多く演じているので、見た瞬間、"これは何かしらやらかすな"と思った人も多いのでは。案の定、初っ端から借金騒動を起こすなど、ある種、予想を裏切らない展開を繰り広げています。


このユン・ダフン、ブレイク作は、00年の「俺たち三人組」というシチュエーション・コメディで、なんとプレイボーイのスポーツジムマネージャーを演じています。
この頃から、いわゆるイケメンではないのに、モテ男ぶって笑いをとる、というスタイルが、彼の十八番。

そのケースでいえば、理想の相手を求める男たちの本音ドラマ「恋するハイエナ」(06年)で演じた売れないポルノ作家役もそうでしょう。三度の食事より女が好き、超怠け者のダメ男です(笑)。


「カムバック!スネさん」(06年)では、おばさんヒロインの夫で、彼女と魂が入れ替わるもう一人の若いヒロインの不倫相手役。パイロットという設定もさることながら、女性2人の争いの原因となる"モテ男"役というのが笑えます(実際は、2人のあいだに挟まれ、非常に情けない姿をさらけ出しちゃうのですが)。


最近では、「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」(16年)では、奥さん大好きで根は善良ながら、気が利かず何かとトラブルを招く主人公一家の家長の弟役を好演しています。

「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」より。


また、同性愛という難しい素材を扱った「美しき人生」(10年)では、カミングアウトした主人公の息子を唯一受け入れない叔父を演じたのですが、普段のキャラのコミカルさから重いテーマを軽やかに見せるのに一役買っていました。

他にも、「最高です!スンシンちゃん」(13年)では、イ・ミスク演じる大女優に振り回されながらも懸命に尽くすマネージャーを好演。コミカルなだけではない役どころもこなしています。


時代劇でいえば、「階伯(ケベク)」(11年)で演じた殺人請負人役が印象的。はじめは、イ・ソジン演じる主人公ケベクと敵対する役どころながら、最終的には仲間となり、支えていく重要な脇キャラを務めています。

いずれにせよ、独特の持ち味で、なぜか憎めないキャラに収まってしまうのが彼の魅力。本作でも、その持ち味で「亭主あるある」を体現しています!


Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。



「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」
2017年5月2日(火)より順次レンタル開始!※TSUTAYA先行
(全76話/全38巻)
発売・販売元:カルチュア・パブリッシャーズ


「師任堂(サイムダン)、色の日記」©Group Eight
「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」©2016 MBC