韓国在住のキムさんが「師任堂(サイムダン)、色の日記」にまつわる様々な情報を韓国から不定期でお届けしていきます。
リアルタイム韓国!9
今週はミン・チヒョンがどれだけ怖い存在かを見せてくれた週でしたね。ここまで悪だったらむしろ分かりやすいと思うくらいでした。
フィウムダンが可哀想だと思う瞬間がくるとは...自業自得とも言えますが...。
今週のキーワードといえば...
高麗紙!
その製造法を捜すため死の危機にまで陥ったサイムダンとイ・ギョム...。
2人が見つけた秘法は文字通り秘密だらけで今週はその秘密を解くための漢字が登場しました。
それを見て以前頂いたお便りのお答えがここでできると思って今日ご紹介したいと思います。
4度目のお便りをご紹介~!!
"時代劇大好きの50代サラリーマンです。時代劇を見ていると韓国も漢字を使っていた文化がありますね。
周りの韓国人の友人から最近の若い世代では漢字が読めない人がどんどん増えていると聞きました。
そんな中、サイムダンを見ながらサンヒョンが家の前で寺子屋みたいなことをやっているのを見て最近韓国ではよくある風景なのかが気になりました。"
と頂きました。
ありがとうございます。いつもの事で結果だけを先に言いますと。
答えは
NO...
珍しい風景です。
皆さんご存知のとおり、韓国もハングルを使うまでには漢字を言語として使っていたので、その名残で漢字がベースになっている単語が多くあります。
そのためまだ漢字の必要性がゼロになったとは言えません。
小学校では漢字の授業はありませんが、入学前に最低限の漢字は覚えなきゃいけないので、必要性から本などで覚えます。中・高校ではちゃんと授業があって、学校で漢字を覚えます。
ですが、受験に必要な教科ではないのであまり興味がないと卒業後に使う機会も少ないし、すぐ忘れることになります。それが若い世代がどんどん漢字を読めなくなる理由だと聞いた事があります。
多分、今週のサイムダンでコリョ紙製造秘法などドラマを見ながら"へーそんな漢字があるんだ"と思った韓国の人が多くいたと思います。
そのため寺子屋みたいなのはあまりありません。
最近は韓国国内で中国語に対する人気が熱かったので塾は多いのですが(元々少なくなかったのがもっと多くなりました)、寺子屋みたいなシステムは本当珍しくて多分あったとしてもお年寄りがいる町くらいだと思います。
これを書いている私も読めるが書けない漢字がいっぱいで...これを機に勉強しようと思っております!!
それではまた来週!