コラム
鑑賞コラム

BSフジにて放送中の「師任堂(サイムダン)、色の日記」。
この放送に併せ、鑑賞コラムを掲載!
ライター高橋尚子さんが、より深く・より楽しく「師任堂~」を味わうためのポイントを、毎話放送後にお届けしていきます。

※コラムはその日放送された回の内容に触れています。まだご覧になっていない方はご留意ください。
※話数は、BSフジ放送版(全44話)です。


Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。

第37話<BSフジ放送版>

王様の御真影を描く絵師に選ばれたことを、子どもたちにも報告するサイムダン。
それは、子どもたちの夢にも希望を与えるものとなり、家族皆で(ただし、ダメ亭主ウォンス除く)喜びを分かち合う食卓の光景が印象的でした。

サイムダン一家の食卓に招かれ、その温かな空気に触れたジギョン(フィウムダン息子)は、何を感じたのでしょう。
気になるところです。

一方、今さらながらウォンスは、サイムダンが浮気相手に送った手紙を読み、夫への細やかな気遣いを知るのですねぇ。
これでようやく自分の不義理を反省するようですが、遅いわっ!
しかし、私だったらこんな旦那、とっくに三行半を突きつけているところですが、サイムダンは我慢強いというか、こんな旦那でも真心で接していたんですねぇ。

そんななか、サイムダンの御真影仕事は始まります。
しかし、相手は因縁の中宗です。

父の命を奪い、ギョムとの仲を引き裂いた因縁の男。中宗のほうも、そんなサイムダンについては警戒心があり。
そもそも、サイムダンに自分の肖像画を描かせるだろうか、と、2人の対峙のシーンはハラハラもので。
緊張感溢れる対峙シーンでも、堂々と自分の意見を告げ、中宗の心を掴むサイムダンの姿はあっぱれでした。


そして、この回の見どころ、キュンポイントは、

食事も口にせず、夢中で御真影を描き続けるサイムダンを気遣う2人の男たちの姿

でしょう。

かたや、ウォンスはサイムダンに喜んでもらおうと、浮気相手の店のソルロンタンをこっそり頂戴し、届けようとするわけですが、

そもそも、それ盗んだものだから!
しかも浮気相手の店のものだから!

と、ツッコミどころ満載で。
気持ちはわかりますが、行いがどうしようもありません。これじゃあ、反省してもねぇ......。

ギョムもまた、サイムダンが食事に手を付けていないことを知り、彼女の体を案じて弁当を届けますが、

「提調(責任者)として命じる」なんて言うわけです。
出た!「命じる」パターン。

「許可なく泣いてはいけない」とか、「行くな、王命だ」とか、

「命じる」パターンはキュンの定番です。


そんなギョムに、サイムダンも、「食事も命令ですか」と、ふっと笑みをこぼすのですねぇ。
あぁ、いいなぁ、この穏やかな優しさに満ち溢れた空気!

「毎食運びたいところだが、誰かさんには負担だろうからな」
「強情だな。食べさせてほしいのか」


などと、御真影描きで張り詰めているサイムダンの心に和やかな冗談を吹き込んだりして。
常に、サイムダンの欲しいもの、彼女に必要なものを、さりげなく差し伸べるギョムに再び惚れてしまいます。
サイムダンも、「ご一緒に」なんて、彼の心を受け入れるんですねぇ。

そんな2人のやり取りを、陰からウォンスが偶然見てしまいまして、個人的には痛快だったのですが。
だって、他人が入り込めない2人の関係は、いくら愚かなウォンスだって、感じ取ったと思うもの!

そうそう、現代は現代で、新たな展開がありました。
ついに、ジユンはラドの男に会うわけですが、

それが世子なのです!
(正確には、世子役のノ・ヨンハク)

しかも、彼の上には、姿を見せぬボスがいるようで。世子とギョムの関係を思うと、現代も期待できそう?


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<放送情報>
●BSフジ 放送中! 
毎週(月)~(金) 14:59~16:00 
【公式サイト】


<DVD情報>
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