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BSフジにて放送中の「師任堂(サイムダン)、色の日記」。
この放送に併せ、鑑賞コラムを掲載!
ライター高橋尚子さんが、より深く・より楽しく「師任堂~」を味わうためのポイントを、毎話放送後にお届けしていきます。
※コラムはその日放送された回の内容に触れています。まだご覧になっていない方はご留意ください。
※話数は、BSフジ放送版(全44話)です。
Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。
第33話<BSフジ放送版>
現代では、夫の死により、息子ウンスとの関係にほろこびが生じ、懸命にウンスと向き合おうとするジユンが描かれていきます。
この回では、心を閉ざしたウンスにジユンが語る言葉が印象的でした。
「時として大人は素直になれないの。
好きなのに好きと言えず、会いたいのに会いたいと言えず、
二度と来ないときを失ってしまう」
パパに、愛してる、会いたい、ごめんなさいと言えなかったことを悔やみ、胸が痛むのだと。
そうなのです。大人は往々にして、素直になれないのです。
心にもないことを言ったり、心とは違う行動を取ったりしてしまう。
その言葉、そのままサイムダンに伝えてあげたいわ!
そして、再び現れる大きなカメラを持った男。
彼は、ウンスが絵を描くのを手伝ってくれました。
ねぇ、何者?何者なの?
しかし、不思議なことに、現代のウンスと、朝鮮時代のヒョルリョンが重なって見えてくるようになりまして。
顔立ちは似ていないのに、母と接するときの表情やら姿やらが、とても被るのです。
子役たちの好演ゆえかしら。
さて、朝鮮時代では中宗が譲位を考え始め、新たなキャラクターとして世子が登場しました。
ギョムを慕い、民の生活を見たいと、政治にも志を抱く世子。
彼の登場が、果たして物語にどう作用してくるのか、注目して見ていくべき人物になりそうです。
もひとつ。
ギョムは自分の全財産を使い、より多くの人を楽しませたいと、比翼堂の新たな活用法を皆に相談します。
「理を人と分かつこと」を目指すギョム。
その心は、やはりサイムダンと同じ「夢」を持っているようです。
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<放送情報>
●BSフジ 放送中!
毎週(月)~(金) 14:59~16:00
【公式サイト】
●LaLaTV 8/21(月)~
毎週(月)~(金) 13:30~
【公式サイト】
<DVD情報>
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封入特典:ガイドブックレット
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