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BSフジにて放送中の「師任堂(サイムダン)、色の日記」。
この放送に併せ、鑑賞コラムを掲載!
ライター高橋尚子さんが、より深く・より楽しく「師任堂~」を味わうためのポイントを、毎話放送後にお届けしていきます。
※コラムはその日放送された回の内容に触れています。まだご覧になっていない方はご留意ください。
※話数は、BSフジ放送版(全44話)です。
Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。
第32話<BSフジ放送版>
サイムダンの紙工房「揚柳紙所」では、2年前、工房に火を付けたあの悪い紙職人も働いております。
倭寇の襲来で逃げてきた流民も受け入れ、サイムダンも人がいいというか、なんというか。
そして、古美術復元専門家ヘジョン、ではなく、中部学堂のママ友だったコン氏夫人も「揚柳紙所」でまかないの手伝いをしておりました。
やはり、彼女がいると安心するし、和みますねぇ。
そんななか、サイムダンの「揚柳紙所」には、「ある方に助けられた」と言って流民一家が訪ねてくるわけですが、彼らの言葉からサイムダンは「ある方」がギョムと気づくわけです。
そのときサイムダンが浮かべる複雑な表情は、"昔のカレ氏の近況"を不意打ちに聞いてしまったような、気になっていたけれどあえて封印していたものに触れてしまったような、そんな複雑さで、ちょっとドキドキしてしまいます。
一方のギョムも、倭寇から助けた民の口から「揚柳紙所」の話が出たり、比翼堂に戻った途端、イ・フからサイムダンの「揚柳紙所」が繁盛していて、絵描きとしても名声を高めていると聞いたりと、"元カノの近況"に触れ、黙って、たださみしげな表情を浮かべるばかり。
なんと切ないことよ。(で、この切なく物憂げな表情が素敵なのです......)
都へ戻れば、嫌が上でもサイムダンの噂を耳にすることになり、心ざわついてしまうギョム。
やるせない気持ちで再び絵筆を握り、一心不乱に絵を描き続けるわけですが、見事な絵とは裏腹にどこか沈んだ様子で、イ・フは案じるのです。
「最近静かですね。別人のようです」......そして、こうも訊ねます。
「シン氏に会いたいですか」
完璧に図星。
そんなイ・フにギョムは答えます。
「香りは遠ざかるほど、澄むという...」
サイムダンが幸せならそれで十分だったはずが、会うこともできない、会う言い訳もない今の状況で、会いたい気持ちが募るばかりなのです。
遠ざかるほど、彼女の姿がくっきりと胸に浮かぶのでしょう。
あぁ、愛とはなんと繊細で、複雑なものか。
その頃、サイムダンはダメ亭主ウォンスの浮気現場を目撃してしまいました。
サイムダンの虚しさ、さみしさと、ギョムの虚しさ、さみしさが、重なりはじめましたよ!
あぁ、どうなる?
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<放送情報>
●BSフジ 放送中!
毎週(月)~(金) 14:59~16:00
【公式サイト】
●LaLaTV 8/21(月)~
毎週(月)~(金) 13:30~
【公式サイト】
<DVD情報>
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