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BSフジにて放送中の「師任堂(サイムダン)、色の日記」。
この放送に併せ、鑑賞コラムを掲載!
ライター高橋尚子さんが、より深く・より楽しく「師任堂~」を味わうためのポイントを、毎話放送後にお届けしていきます。
※コラムはその日放送された回の内容に触れています。まだご覧になっていない方はご留意ください。
※話数は、BSフジ放送版(全44話)です。
Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。
第30話<BSフジ放送版>
朝鮮時代だけではなく、現代でも様々な気になる動きが進んでおります。
なにより気になるのは、ジユンを陰からカメラでとらえている謎の男。ねぇ、何者なの?と、そのカメラを持つ男の影に妄想は膨らみます。
あの人なのか、やはりあの人なのか?
正体はいつ明かされるのか、どう関与してくるのか、気になって仕方ありません。
そして、おそらくその男が残していったのだろうポストカードには、こんな言葉が。
「勇気とは、祈りを終えた恐れ」
この言葉が意味するものは、何なのか。
高麗紙の秘法を読み解く以上に難題で、現時点では私もこの意味がわからず、うんうん考え込んでおります。
「恐れ」って、どういうことだろう?
この先、ジユンはこの言葉の意味を体感していくことになるのでしょうか。
しかし、せっかく手に入れた「金剛山図」の真作をミン教授に燃やされたジユンと、苦労して完成させた「高麗紙」をチヒョンの陰謀で燃やされたサイムダンが重なり、ジユンとサイムダン、朝鮮時代と現代のリンクがより面白いことになってきました。
サイムダンもですが、ジユンの戦いからも目が離せません。
そして、この回の見どころは、なんといっても、サイムダンとフィウムダンの"女流画家対決"でしょう。
明に収める高麗紙をどの紙工房が請け負うかをめぐり、繰り広げられる紙の質比べ。
その最後の対決で、2人は自分たちが作った紙に自ら絵を描くことに。
が、ここでもチヒョンの裏工作がサイムダンを窮地に陥れます。
そう、彼女が使う顔料(絵の具)が細工され、うまく混ざらないという大ピンチです。
この光景、どこかで見たような......。
そう、まるで、チャングムの料理対決です!
大事な顔料が使えないとなったとき、サイムダンが取った行動は、すぐそばにあった山茱萸の実をつぶして代用するというアラワザ。
墨と山茱萸の赤だけで梅の花を表現したサイムダンと、5色の顔料をもちい、色鮮やかな花を表現したフィウムダン。
どちらが、明の勅使の心を掴んだかは、ご覧になったとおりです。
いやぁ、痛快なことこの上なし!
勅使はこう評価しました。
「肌の美しい人は、化粧が薄い」と。
ごてごてと色を使うより、本来の美しさを引き立てるには、何か一点に絞り、シンプルに魅せることが大事なのですねぇ。
さぁ、このままサイムダン優位にコトは進むのでしょうか?
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<放送情報>
●BSフジ 放送中!
毎週(月)~(金) 14:59~16:00
【公式サイト】
●LaLaTV 8/21(月)~
毎週(月)~(金) 13:30~
【公式サイト】
<DVD情報>
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映像特典:メイキング/インタビューほか
封入特典:ガイドブックレット
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