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BSフジにて放送中の「師任堂(サイムダン)、色の日記」。
この放送に併せ、鑑賞コラムを掲載!
ライター高橋尚子さんが、より深く・より楽しく「師任堂~」を味わうためのポイントを、毎話放送後にお届けしていきます。
※コラムはその日放送された回の内容に触れています。まだご覧になっていない方はご留意ください。
※話数は、BSフジ放送版(全44話)です。
Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。
第27話<BSフジ放送版>
窮地のなか、偶然の縁により高麗紙製造の秘密が隠された水月観音図を手に入れるサイムダン。
これは、物語の序盤、イタリアで窮地に立たされたジユンが、金剛山図が隠された女人(おそらくサイムダン)の肖像画を手に入れたエピソードに通じるものがあります。
ピンチはチャンス。そんなときこそ、運命を変える縁が生じるのです。
さて、この回の見どころは、ずばり
"断崖のトライアングル(三角関係)"
でしょう。
フィウムダンに追い込まれたサイムダンの前に現れたのは、もちろん、ギョム。
フィウムダンの手下どもを蹴散らし、サイムダンを救い出すその姿は、正義のヒーローか、白馬の王子様か。
そんなギョムを前に、フィウムダンは胸に抑えてきた思いを爆発させます。
「一体、何が違うというの? この女はよくて、私はダメなの?」
貧しくても学んでいることを褒めてくれた、筆もくれた、笑いかけてくれた......だから、想いを寄せたにもかかわらず、ギョムの目にはサイムダンしか映っていない。
「2人の運命を壊したかった」と、訴えるフィウムダンのなんと哀れなことか。
そんななか、断崖から落ちてしまうサイムダンとフィウムダンですが、今回もギョムは2人のうち、サイムダンに手を差し出すのです。
しかし、そのサイムダンはフィウムダンに手を差し伸べ、必死で彼女を助けようとする。
ここが、フィウムダンがサイムダンに永遠にかなわない理由でしょう。
2人をどうにか引き上げたのち、ギョムは黙ってフィウムダンを見つめ、何も言わず去っていくのですが、その憐れみの表情がなんとも言えません。
昔も今も、フィウムダンのギョムへの想いは、むなしく彷徨うばかりです。
私がフィウムダンだったら、恥ずかしくて、自分がおろかで、死にたくなってしまいそう。
というわけで、この断崖での出来事は、今後、3人の関係にどう作用していくのでしょうか。
この後、雪の中、家路を急ぐサイムダンとギョムのやり取りにも、ある変化が。サイムダンがギョムに「(馬に)2人で乗りましょう」と促したり、それに対しギョムが「よいのか?」と確認したりと、
2人の距離がぐっと近づくのです!
(というか、頑なだったサイムダンの心がギョムに対してすーっと開かれていく感じですね)
そのやり取りがなんとも良くて。
少しつずつ取り戻していく2人の関係からも目が離せません〜!
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<放送情報>
●BSフジ 放送中!
毎週(月)~(金) 14:59~16:00
【公式サイト】
●LaLaTV 8/21(月)~
毎週(月)~(金) 13:30~
【公式サイト】
<DVD情報>
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