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BSフジにて放送中の「師任堂(サイムダン)、色の日記」。
この放送に併せ、鑑賞コラムを掲載!
ライター高橋尚子さんが、より深く・より楽しく「師任堂~」を味わうためのポイントを、毎話放送後にお届けしていきます。
※コラムはその日放送された回の内容に触れています。まだご覧になっていない方はご留意ください。
※話数は、BSフジ放送版(全44話)です。
Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。
第20話<BSフジ放送版>
20年前に雲平寺で起きた流民虐殺事件の真相を、ついにサイムダンが知ることになりました。
自分のせいで起きたことだと思いこみ、罪悪感に苦しめられてきたサイムダンですが、事件の発端は、ミン・チヒョンが雲平寺で作られていた高麗紙の技法を盗んだことにありました。
やはりチヒョンが、"悪の根源"だったか。
一方、
長い間、夫人としてチヒョンに仕えてきたフィウムダンの過去も明らかになります。
彼女は、サイムダンやギョムへの憎しみを晴らすため、貧しい出自をくつがえすべく、チヒョンに身を売り、男子を産んだのですねぇ。
凄まじい"恨"の力です。
少女だったフィウムダン(ソクスン、ですね)が、チヒョンに取り引きを持ちかけた際、こんな詩を読みました。
「世の人は牡丹を愛するが、野の花を誰が知るものか」
牡丹とはサイムダンのことで、野の花とは自分のことを例えたのでしょう。
フィウムダンは牡丹に憧れ、今は「黒牡丹」とも呼ばれています。
が、ギョムが愛したサイムダンは高貴な牡丹ではなく、
庶民が愛するシャクヤクの花のような人だった。
ここに、ズレがあるのですね。
いずれにせよ、フィウムダンは夫チヒョンに言われるまま、精一杯尽くして生きてきたわけですが、にもかかわらず、チヒョンは彼女のことを、"物"か、"自分の思うように動く召使い"のように思っているだけ。
そんな扱いを受けるフィウムダンの、なんと不憫なことか。
顔を隠し、比翼堂で琴を奏でるフィウムダンですが、その音を聞いたギョムはこう言います。
「悲しい音だ。背負うものが多い女人なのだろう」
まさに。
彼女の悲しさは、ギョムにはお見通しなんですね(その原因を作ったのは、ギョムでもあるけれど)。
そうこうしているなか、サイムダンは獄に入れられた流民たちを救い出すために、またとんでもないことを言い出しました。
あぁ、ハラハラは続きます。
また、中宗のギョムに対する過度な信頼ぶり、極端な思い入れは、やや怖さを感じるものが......。
万が一、ギョムに裏切られたり、ギョムが自分の思うように動かなかった場合、その反動は大きそう。
演じているのが現代編のミン教授、チェ・ジョンファンだけに、
嫌な予感しかしません~!
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<放送情報>
●BSフジ 放送中!
毎週(月)~(金) 14:59~16:00
【公式サイト】
●LaLaTV 8/21(月)~
毎週(月)~(金) 13:30~
【公式サイト】
<DVD情報>
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