コラム
鑑賞コラム

BSフジにて放送中の「師任堂(サイムダン)、色の日記」。
この放送に併せ、鑑賞コラムを掲載!
ライター高橋尚子さんが、より深く・より楽しく「師任堂~」を味わうためのポイントを、毎話放送後にお届けしていきます。

※コラムはその日放送された回の内容に触れています。まだご覧になっていない方はご留意ください。
※話数は、BSフジ放送版(全44話)です。


Text:高橋尚子(ライター兼編集者)
韓流ブーム初期から雑誌や書籍で原稿を執筆。
2005年には「韓国TVドラマガイド」(双葉社)を企画・創刊し、現在まで責任編集(執筆含む)を担当。
DVDのオフィシャルライターとしても「宮〜Love in Palace」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シンイ−信義−」「仮面」など、多くの作品に関わってきた。王道の胸キュンロマンスを得意とし、「イルジメ[一枝梅]公式応援ブログ」などWEBでの原稿執筆や、韓流トーク番組「どっぷり衛星劇場」のコメンテーターとしても活躍中。

第13話<BSフジ放送版>

中部学堂に欠員が生じ、新しい生徒を入れることになりますが、サイムダンの次男ヒョルリョンを推すペク講師の思いは真っ向から否定され、姉母会の母親たちが名家の子供以外は嫌だと言い出し、厄介な展開に。

そんな面倒なご婦人方ににこやかな笑顔を向け、
「知の対決」で決めてはどうか
と提案&了承させてしまうギョムの、巧妙な懐柔術ににんまり。

ギョムの提案により「知の対決」で、サイムダンの次男ヒョルリョンと一名の学籍を競うことになったのは、富豪の息子テリョン。
ヒョルリョンにとって思いがけないライバル登場に一瞬ヒヤヒヤさせらますが、テリョンとその母親が登場した瞬間、思わずほくそ笑むことに。

それもそのはず。
テリョンの母親は、現代編でジユンの親友ヘジョン役を演じているあのパク・ジュンミョンなのだもの!(笑)


現代編に出ている人が朝鮮時代ではどこで出てくるのか、逆に朝鮮時代に出ている人が現代ではどこに出てくるのか、
そのリンクがこのドラマの面白さの一つでもありますが、

ヘジョンがテリョンの母親とわかった段階で、抱いてしまった妙な「味方」感たるや!
というわけで、テリョン母子がサイムダン母子とどのようにかかわっていくか、俄然気になってきます。


そして、なんといってもこの回の見どころは、事前に試験問題が漏れていたことを知ったギョムが、ヒョルリョンとテリョンに課した一風変わった入学試験です。

それは、目の前に置かれた小さな木箱の引き出しを、先に開けたほうが中部学堂に入れるというもの。
なんじゃそれ?という感じですが、そこはギョムです。これには2人の人間性を見る心理テストのような意味合いがありました。


実は試験前、テリョンはヒョルリョンに
「中部学堂に興味はないが試験に失敗したら食事もおやつも与えないと母親に言われた」
となげき、一方のヒョルリョンもテリョンに
「ご飯を食べなくてもいいから中部学堂で学びたいと母親に頼んだ」
と明かしておりました。

どちらも試験に落ちたくない理由があり、相手の事情に胸を痛めるのですねぇ。

だから、相手のことを思うと自分が先に引き出しを開けることはできない。結局はギョムのはからいで2人とも合格になるのですが、これは母姉会の教育ママたち(あるいは両班社会)に向けたギョムのアンチテーゼだったのでしょう。


「教育とは、互いを思いやることを学ぶことでもある」
というギョムの型破りな、しかし真っ当な信念が、粋に表されたエピソードですね!

そういえば、サイムダンの子育ても、
「いくら勉強ができても、兄弟を思いやれない子では意味がない」
という信念があったなぁと、ふと思い出しました。

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<放送情報>
●BSフジ 放送中! 
毎週(月)~(金) 14:59~16:00 
【公式サイト】

●LaLaTV 8/21(月)~
毎週(月)~(金) 13:30~
【公式サイト】

<DVD情報>
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