辛く貧しい子供時代を経て、美しく聡明な女性へと育った衛子夫は、
時の皇帝・武帝の姉・
平陽公主
の邸で、弟・
衛青
とともに使用人として働いていた。
そんなある日、邸を訪れた武帝が衛子夫を見初める。
そして、民の幸せと国の安寧を願う彼女の高潔な心に感銘を受けた武帝は、衛子夫を宮廷に連れ帰ることを決めたのだった。
しかし、武帝の愛を信じて後宮入りした衛子夫には、苛酷な現実が待ち受けていた。
衛子夫に敵対心を燃やす
陳皇后
が様々な陰謀を巡らせ、衛子夫は授かったお腹の子の命まで狙われることになる…。