駐日韓国文化院が韓国コンテンツ振興院との共同で行っている人気シリーズ企画<韓国ドラマセレクション>。今年も韓国文化院ハンマダンホールで開催され、6月26日(水)に行われたPart2では「ボイス2 〜112の奇跡〜」第1話が上映された。

上映後には、韓国大衆文化ジャーナリストの古家正亨さんが、7月13日より日本テレビで放送となる日本版「ボイス」のプロデューサー尾上貴洋さんをお迎えし、日韓の「ボイス」についてのトークが行われた。

<<日本版「ボイス 110緊急指令室」公式サイト>>

<<韓国版「ボイス~112の奇跡~」公式サイト>>
<<韓国版「ボイス2 ~112の奇跡~」公式サイト>>

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MC古家正亨さん(以下、古家):「ボイス2 ~112の奇跡~」第1話ご覧いただきましたが、ここからは一緒に作品を深く掘り下げてくださいますゲストをお招きして、お話をお聞きしたいと思います。
本日のゲストは、日本テレビドラマプロデューサーの尾上貴洋さんです。(会場拍手)宜しくお願い致します。

日本テレビ ドラマプロデューサー尾上貴洋さん(以下、尾上):宜しくお願い致します。

古家:尾上さん、皆さんと一緒に「ボイス2 ~112の奇跡~」をご覧になっていましたが、いかがでしたか?

尾上:実は...今まで意識して「ボイス2」は見ないようにしていて。見られる環境にはあったのですが、影響されるとよくないと思って。
なので今日初めて見たのですが...。すごいですね......謎のプレッシャーを感じました...。(会場笑)

古家:笑!今日はなぜ尾上さんにお越しいただいたかというと、こんな理由でございます!


<「ボイス 110緊急指令室」予告編上映>


ということで、日本版「ボイス」のプロデューサーさんでございます!今日はご登壇いただきありがとうございます!

先ほど7月13日から日本テレビ系列で放送開始となる「ボイス 110緊急指令室」の予告編をご覧いただきましたが、いよいよ「ボイス」放送まであとわずかですね。

皆さん、尾上さんに聞きたいことがたくさんあると思うので、僕が皆さんの心をなんとなくテレパシーで読み取ってお話を聞いていきたいと思います。(会場笑)

尾上:プレッシャーですね(笑)。


古家:まずは、尾上さんは日本テレビのドラマプロデューサーでいらっしゃいますが、ずっとドラマに携わっていたんですか?

尾上:いえ。もともと「スッキリ」という朝の番組の演出を担当しておりまして。ドラマの担当になったのは4年くらい前ですね。

古家:そうですか!会場にも「スッキリ」をご覧になっている方が多いと思います。ドラマのご担当になってから、どういった作品を手掛けてきたんですか?

尾上:一番最近だと「イノセンス 冤罪弁護士」という坂口健太郎君主演の冤罪をテーマにした弁護士のドラマを担当していました。結構事件モノが多いですね。


古家:そうなりますと、「ボイス」を担当されているのも自然な流れかなと思いますね。
では、ここから皆さんも気になっているだろうことをお伺いしたいのですが、まずはなぜ「ボイス」をリメイクされようと思ったのかなと。

尾上:もともと事件モノのドラマが好きで。韓国に限らず、様々な国のドラマを見ているのですが、端的にいうと「ボイス」は圧倒的にストーリーが面白かったんです。

スリリングなエンターテインメントでありつつ、愛する人を失った悲しみもしっかりと描かれた人間ドラマで。もう見入ってしまいました。この作品を、日本版として新たな世界を作れるんじゃないかと思ったんです。

古家:韓国ドラマはたくさんの作品がありますが、「ボイス」に出会うきっかけはなんだったんですか?

尾上:面白いよと上司に薦めていただいたのがきっかけですが、リメイク化をしようとは初めは全く思っていませんでした。ただ見てみると設定も非常に面白いと思いましたし、いろんな要素を描ける一大エンターテインメントになるんじゃないかと思いました。


古家:日本テレビさんが韓国ドラマをリメイクするのは初めてですか?

尾上:初めてです。

古家:他局ではすでにいくつか韓国ドラマはリメイクされていて、良い視聴率も取れていますよね。局内で韓国ドラマをリメイクすることについて、ご意見はありましたか?

尾上:いえ、ありませんでした。ただ前例がほとんどなく。唐沢寿明さんが主演した「THE LAST COP/ラストコップ」はドイツの作品のリメイクですが、海外作品のリメイクはそういったわずかな例しかなかったので、一から手探りで進めました。

古家:「ボイス」は基本的な設定を置き換えるのは比較的難しくはなかったと思いますが、ただ日本と韓国はドラマの構成的に違うところがありますよね。例えば韓国は1週間に2話放送で、話数も長い。日本は逆にコンパクトにしないといけなかったり。

尾上:まず韓国版は全16話で、日本版は全10話を予定しているので、どのエピソードをどのように再構築していくかは、最初の大きな課題でしたね。
あとは、言いまわしですね。日本語で話すことを考えると、こういう言いまわしはしないだろうというところは、日本語として馴染むようにしたりしました。


古家:先ほど「ボイス2」を始めてご覧になったということだったので、日本版「ボイス」はシリーズ第1作に基づいたリメイクということでしょうか?

尾上:はい、そうです。

古家:リメイクにあたりキャスティングはいかがでしたか?

尾上:僕らもいろんなことを考えたんですけど、唐沢寿明さんは圧倒的な存在感を持っている俳優さんで、そこにいるだけで世界を作ってくださる方だなと思っていて。硬軟併せ持つ顔を持っている方なんですけど、ハードでシリアスな唐沢さんが見たいと思って、まずはキャスティングさせていただきました。

古家:女性キャストに関してはいかがですか?

尾上:短い言葉で的確に指示を出す司令官の役割と、通報してきた人に対してはカウンセラーのように優しく気持ちを和らげてあげるような、2つの面を意識して演じ分けられる人って誰かなと思ったときに、真木よう子さんが浮かんで、オファーさせていただきました。


古家:そうして演技派のお二人がキャスティングされたということですね。

韓国のお芝居って非常にはっきりしているというか、感情をストレートに表現するお芝居が多いですが、日本のドラマは空気感や雰囲気で表現し、あえて台詞にしないことで表現することも多いと思います。

今までの韓国ドラマの日本リメイクは、ほぼ原作に忠実な作品と日本向けに大幅に再構築していく作品があったと思いますが、今回の「ボイス」はどのあたりを目指していこうと考えていらっしゃいますか?

尾上:ストーリーに関しては、全16話を全10話にしなくてはいけないので、大幅な変えざる得ないところはありますし、日本版として変えたいところもあって。それは韓国側も納得してくださっているので、大幅に変えていこうと思っています。

お芝居に関してはおっしゃる通り、韓国は感情を真正面から描いていることが多いと思います。愛する!怒ってる!泣きたい!というように。日本はどちらかというと笑いをまぜたり。感情にぶつからないといけない時は、ちょっとおしゃれな雰囲気にしたり、粋な台詞にしたり。

それももちろん文化の一つなんですが、韓国のドラマの真正面からぶつかって、ストレートな言葉で表現するドラマは、日本のドラマにはない魅力だと思っているので、それはやはり踏襲はしていきたいと思っています。

古家:撮影も順調に進んでいると思いますが、視聴者の皆さんに日本版「ボイス」で特に注目してほしいところはどこですか?

尾上:オリジナルは暴力表現や残酷なシーンも多いですよね。放送局がケーブルテレビだということもありますし。

日本版は地上波での放送ですが、その部分は非常に攻めていると思います。ただ、いたずらに猟奇的な表現が正しいかというとそうではなく、愛する人を失う痛みを正確に伝える意味で、なるべく鮮烈に描きたいなと思っています。そういう部分に注目していただきたいと思っています。

また日本版の脚本も、エンターテインメントと人間ドラマが融合した作品になっているので、そのあたりも注目してご覧いただけたらと思っています。

古家:皆さん、楽しみでしょう。僕も非常に楽しみにしています。(会場拍手)
あと、これ絶対皆さん聞きたいことだと、皆さんの気持を読み取って僕が代わりにお伺いしますが...

尾上:それほんとなんですか?!(笑)

古家:ほんとです、ほんとです。ちょっと見えるんです、僕。(会場笑)

あまり言いたくないことかもしれませんが、この夏は民放3局同時に韓国のリメイクドラマを放送することになりましたね。尾上さん、正直びっくりしましたか?

尾上:正直なことを言うと...びっくりしました。(会場笑)

古家:笑!


尾上:放送局間で示し合わせたわけでは全くなく。たまたま韓国の作品が重なるというのは、びっくりでしたね。

古家:こういう偶然があるんですね。全部7月放送で、しかも「ボイス」「TWO WEEKS」「サイン」と全部サスペンスですよ。これが他局でも放送されますが、その中でも当然「ボイス」が1位を、一番良い視聴率を取りたいとお考えですよね?

尾上:はい!(笑)

古家:他局がどんな風にリメイクするのか気になりますか?

尾上:僕らはずっと一つの作品に向き合っていて、今も絶賛撮影中なので心の余裕はないというか。精一杯目の前の道を走るという感じです。


古家: 「ボイス」という作品は非常に出来の良い作品ですので、それをどのように日本風に調理されるのか、皆さん見てのお楽しみですね。

本日は日本テレビの尾上さんをお呼びしましたが、尾上さんはこういったイベントは初めてご参加されましたか?

尾上:壇上に上がって話すこと自体が初めてなので、単純に緊張しました(笑)。

古家:この会場にこれだけ「ボイス」ファンの方がいてくださって、だからこそ日本版に対する期待も大きいと思います。

最後に会場にいらっしゃる皆さんに、熱いメッセージをいただければと思います。

尾上:先ほども申しましたが、絶賛撮影中です。唐沢寿明さんも体中にアザを作りながら演じ、真木さんも指令室官の膨大なセリフで毎日演じていらっしゃいます。

「ボイス」を歴史に残る一大エンターテインメント作品にしたいと思っておりますので、ぜひご期待ください!宜しくお願いいたします!

古家:7月13日から日本テレビ系列で放送となりますので、ぜひ皆さんリアルタイムでご覧ください!リアルタイムで視聴することで、視聴率に反映されます!何卒宜しくお願い致します。
本日のゲストは日本テレビドラマプロデューサーの尾上貴洋さんでした。尾上さんありがとうございました!

尾上:ありがとうございました!

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【日本版「ボイス」放送情報】

「ボイス 110(イチイチゼロ)緊急指令室」
日本テレビ系列7月13日午後10時スタート!

<<公式サイト>>

【韓国版「ボイス」DVD情報】

「ボイス~112の奇跡~」

<<公式サイト>>
<シンプルBOX 5,000円シリーズ>DVD-BOX1&2 発売中
各5,000円+税
発売・販売元:エスピーオー
ⓒ STUDIO DRAGON CORPORATION

「ボイス2 ~112の奇跡~」
<<公式サイト>>http://www.cinemart.co.jp/dc/k/voice2.html
★セルDVD:全2BOX (価格 各12,000円+税)
DVD-BOX1:2019.8.2(金)発売
DVD-BOX2:2019.9.3(火)発売

★レンタルDVD<スペシャルエディション版>:全10巻
Vol.1~5:2019.8.2(金)レンタル開始
Vol.6~10:2019.9.3(火)レンタル開始

2018年/韓国/音声:オリジナル韓国語/字幕:日本語
発売・販売元:エスピーオー
©STUDIO DRAGON CORPORATION

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