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【イベントレポ】チ・チャンウク登壇! 「ヒーラー~最高の恋人~」DVD購入者イベント

2月28日(日)、東京・山野ホールにて、「ヒーラー~最高の恋人~」のDVD購入者を対象としたイベントが開催され、800名のファンの前に、主演のチ・チャンウクが登壇しました。もちろん場内は満席です。

照明が暗転し「ヒーラー」の映像が流れ、その後テーマ曲に切り替わると、MCより先に突然チ・チャンウクが登場! 会場からは大歓声が上がります。
まずは簡単にご挨拶。そして手を振ります。歓声が大きくて通訳が聞こえません。
白いTシャツに、薄い水色のスーツを着こなしているチャンウクさん。
明るい茶色のクシュクシュっとしたヘアスタイルで、前髪は劇中同様に下ろしています。

MCが「ヨンシンさんがたくさんいますね」と言うので客席を見渡すと、確かに、パク・ミニョンさん扮するヒロインと同様、白いニット帽を被った女性がたくさん!
皆さんやっぱり、あのシーンにキューンとしたんですねぇ。そう、あの初雪のシーンです!
(実際は初雪かどうかわかりませんが、あの展開は初雪だと思いたい!)



今朝一番の飛行機に乗って、12:00に日本に着いたばかりというチャンウクさん。
忙しいスケジュールの合間を縫っての来日ですが、「風邪も花粉症も大丈夫」とのこと。

今日のイベントに関しては、
「韓国の放送が終わってちょうど1年ですが、撮影中は幸せで楽しい時間を過ごせました。1年経ってこのドラマを改めて思い起こすことができて、すごくありがたいです」
「実は僕はDVDを買っていません」という茶目っ気に、通訳より先に会場から笑い声が起こります。
「僕自身がDVDを買っていないのに、こんなにたくさんの皆さんがこの作品を愛してくださっているので、改めて感謝の気持ちを伝えたいです」

ここでチャンウク氏自ら、ドラマの内容を端的に説明してくれました。
「「ヒーラー」は、スタート部分は人間関係が複雑で分かりにくいと思いますが、進むにつれてムンホ、ジョンフン、ヨンシンの3人が色々な形で関わり、色々な事件、事故に巻き込まれていき、その中で愛情が目覚めていくというドラマです」

チ・チャンウクさんが演じるソ・ジョンフンの本業は「闇の便利屋」。コードネームはヒーラー。
彼が惹かれてゆく女性記者チェ・ヨンシンに、「シティ・ハンターin Seoul」のパク・ミニョン。そして彼女が憧れるスター記者キム・ムンホにユ・ジテという豪華共演。複雑な運命に導かれるように出会った3人の物語が、映画並みの華麗なアクションや、史上最強級の胸キュンシーンを交えながら、スピーディーに展開してゆく傑作ドラマです。


続いては、そんな本作の見所を紐解くトークタイムへ。
〈チャンウク氏のちょ~カッコいい♡ヒーラードキドキ名場面〉のコーナー!

名場面その1:変装シーン!

スクリーンに流れた映像は、ドラマ序盤、ある任務中に次々と変装を変えながら「闇の便利屋」の仕事を解説してゆく、自己紹介ともいえるような場面です。テンポのいい見事な七変化シーンですよね!

-このシーンだけでも、配達員、清掃員、白衣の研究員、ラフな服装と4つ。衣裳を合わせて髪型も整えて、でもこんなに短く編集されてしまうわけですよね?
「あ~(笑) このシーンは1日で撮らなければならなくて。それぞれの服装に合わせて髪型を変える必要がありましたが、さらにこの日は別の公演と重なっていて、すごくバタバタして緊張した日でした。「あの日々」というミュージカルの公演でしたが、ミュージカルも、放送に間に合うように撮影することも大事な「約束事」です。ふたつともやり遂げなくてはいけないのですが、それには時間があまりにもタイトで、ほんとうに緊張し、祈りながら撮影していました。
ただ、バタバタでしたが、一方でとても楽しみながら撮影していました。このシーンで色々なことが見せられるので、ワンテイクで監督からOKが出たのですが、恐れ多くも「もう1回いきましょう!」という言葉が自然と出ていました。監督もスタッフの方々もこの撮影が早く進むように気遣ってくれて、ミュージカルにも間に合うことができました」
そしてまた茶目っ気たっぷりに「僕も立派に演技したからね、ハハハ」と付け加えました。

か、かわい過ぎるぞ。
トーク中何度も見せてくれた笑顔や、マイクを持ったまま指をピンと伸ばしてパフパフパフと拍手する姿が、たまらなく可愛い。もう確信犯としか思えません!

特に今回のイベントで意外だったのは、チャンウクさんが饒舌なこと。
DVD特典にある記者会見映像などで記者の前で話す彼は、少し慎重なお仕事モードの印象でしたが、このイベントでは、生き生きとたくさん語ってくれました。
ファンの皆さんと「ヒーラー」の話をすることが楽しくて仕方ないといった感じで、見ているこちらもウキウキしてしまいます。チャンウクさんの「ヒーラー愛」が伝わってきましたよね。



続いて、警察官、デリバリーボーイ、そしておかっぱメガネのオタクくんの画像が映されると、会場が沸きます。このおかっぱメガネくん、実は評判がよく、「僕自身、(頼りない新米記者に扮した)パク・ボンスと肩を並べるくらい好きなキャラクターです」と笑いながら答えていました。

さらに、前髪をアップにした正装姿(これ抜群にかっこいいですよね!)、ヘッドホンをした今時の若者風から、最後は上半身裸のサービスカットが映されます。露出については、
「身体を露出するのは慣れないし恥ずかしいです。たくさんの方が見るので鍛えなくてはいけないし、食べることが大好きなのに食事制限をしないといけない。でもこうやって映像を観ると、僕はちゃんと鍛えたんだなと思います(笑)」
またも自画自賛です(笑) しかし...

「この時より今の方がずっと、趣のある身体になっています。より人間的で、自分で見ても情が沸く体つきです」
とまあ、これまたユーモアたっぷり。



名場面その2:華麗なアクションシーン!

襲われたヒロインを守るため、体操の鉄棒競技のようなアクションで戦うシーン!
このアイディアには、目の肥えたアクションファンも唸るはずです。

-最初は弱いフリをしていますが、難しくないですか?
「殴られているフリをするシーンですが、台本では簡単に説明されているだけで、映像にするのは難しかったです。今モニターで観ると、ちょっと残念な気もします」

そしてMCが、「今は趣のある身体になっているということですが、ステージには空きスペースがありますね...」と、アクションの実演を求めると、すっくと立ち上がって下手に移動。歓声の中、ファンの期待に満ちた視線が注がれます。
ここで「燃えよドラゴン」のテーマ曲が流れ、チャンウクさんがパッとジャケットを払うと、白いTシャツの下に盛り上がった胸板が。趣のある身体は謙遜ですね。さあ、どんなアクションを見せてくれるのでしょう。飛び跳ねたり首を回したりして、ウォーミングアップをしたチャンウクさんが「ハー」と気を込めて繰り出したアクションは......かめはめ波......。
思わず笑ってしまいます。

「これは、「ヒーラー」で是非やってみたかったのですが、採用されなかったアクションです。高難度のアクションなんですよ」と笑いを取るものの、物足りないからとアンコール。すると上手のファンから「次はこっち!」とリクエストの声がかかり、チャンウクさんは快く移動。再び音楽がかかる中、準備運動し、最後に繰り出したのは......またも、かめはめ波......。
ヒーラーの華麗なアクションは見られませんでしたが、まあ面白かったので良しとしましょう。

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名場面その3:羨ましすぎるラブシーン!

「ヒーラー」には数々の胸キュンシーンがあります。初雪のシーンとか、DVD‐BOX1あたりでは、身分を明かせない、障害のある恋がもどかしい! そしてDVD‐BOX2でも、あんなシーンやこんなシーンが......。

さて、今回は変化球ということで、取り上げられたのは「眼差しでKO~」のシーン。ヒーラーに想いを寄せるヨンシンに、パク・ボンスに変装している彼が「僕じゃダメ?」と告白し、「今は心に空きがないの」と断られる、秘密基地のシーンです。

-告白するタイプですか?
「(目を閉じて考えてから)僕は今のシーンのように告白はできません。フラれちゃうんじゃないかと思って」とのお答え。「え? フラれます?」と聞かれると、
「あー。そういうこともあるんじゃないかなと思って......」
これはないですね、フラれたこと(笑)

「まず僕が告白して、この人は受け入れてくれるだろうなと、たやすく判断しません。軽はずみに考えて行動してはいけないのです。油断するとフラれることもあるので、常に慎重に行動しなければなりません」
この答えに笑いながらもざわつく場内。どうやら、告白することでせっかくのいい関係がぎこちなくなることを避けたいらしいのです。

「僕の場合は単刀直入に告白するよりも、相手のことを好きだと気づいてもらえるように、いつも周りをウロウロするとか...」
なかなか慎重ですね。女性からの明確なサインがあれば、告白しやすいようですよ。

さてここで、当選したファンとチャンウクさんがこのシーンを実演することに!
ステージにソファや小道具が運び込まれ、秘密基地のセットが再現されました。
ラッキーにも当選したファンがステージに上がりソファに座ると、チャンウクさんが膝にブランケットをかけてあげてスタンバイ。まずヒロインがチャンウクさんの背中に呼びかけるのですが、これが日本の女性にはためらわれる「オイ!」という韓国語。ファンが男前に「オイ!」と声をかけると、客席からは拍手喝采が。しかし続いてチャンウクさんがヒロインの横にぴったりと体を寄せて座ると、わわわ、近い近い、「ひゃー」という悲鳴に包まれます。そのまま「僕じゃダメ?」と告白すると、今回のヒロインは「はい?」とそれを受け入れたのでした。そりゃあもう、ヒーラーだろうとパク・ボンスだろうと、この顔に見つめられたらイチコロですよね。
「今回は成功しました! 僕の好きなタイプです」と、ヒロインの肩を抱くチャンウクさんにまた悲鳴が起こりました。




続いて、質問コーナー!
事前に募集した質問と、直接選ばれた会場のファンからの質問に、次々と答えていきます。

-ドラマの中ではコートのコーディネートが素敵でしたが、ご自身のお気に入りの冬コーデは? また寒い冬を乗り切る秘訣は?
実は僕は冬が大好きですが、寒いのは苦手です。だから撮影でもプライベートでも、ちゃんと下着を着て、暖かくて楽なものを着ています。もちろん(劇中のような)コートやジャンパーも持っています。天気や気分次第で何を着るか決まりますが、とにかく暖かくすることが大事です」
なんだか冬を過ごすための講義みたいですね、と笑うチャンウクさん。

最近、中国ドラマ「我的男神」の撮影で3ヶ月ほど上海にいたチャンウクさんですが、幸い韓国ほど寒くはなかったそうです。


-主人公の望みは大切な人たちと普通に暮らすことですが、チャンウクさんの願い事は?
いい人たちと、楽しく幸せに仕事に取り組めて、オフはゆっくりと休み、何よりも健康であること。
家族にもファンの方たちにも、いつも健康で幸せでいてほしいと思っています。何よりも幸せに暮らすことが僕の願いです。


-主人公は無人島で暮らすことが夢ですが、無人島に3つだけ持っていけるとしたら?
難しいですね(少し考える)。まず、好きな人。そしてビール。(目線が空を泳ぎまた考えてから)ワンチャンを一匹。


-嫌いな食べ物は人参で、好きな食べ物はみかんと聞いていますが、日本料理と韓国料理では何が好き?
インスタントはあまり好きではないので、ヒーラーのようにピザやチキンはあまり食べません。
韓国ではまずはお米。ご飯が大好きなので、ご飯さえあればどんな物でも美味しくたくさん食べられるという自信があります。
日本では、ラーメン、ひつまぶし、お寿司、和牛が好きです。
食べることが大好きなので、幸せな気持ちでたくさん食べて、その分たくさん運動します。

「でも皆さんにいい姿を見せたいので、撮影に入る1ヶ月前から食事制限をして準備しています」と苦労も明かしました。


-お医者さん、教師、ヤクザのオファーが来ました。次はどの役をやりたいですか?
どれも演じたことがないので悩みますが、お医者さんをやってみたいです。

何科のお医者さんがやってみたいかと聞かれると、しばらくウロウロ、グルグルと歩き回ってから、
「皮膚科にします!」と回答。意外な答えにファンも笑ってしまいます。
「皮膚科はお肌をきれいにしてくれますよね? それに今まで皮膚科の先生のドラマはなかったと思うので」
この回答中、「ピブ(皮膚)」という単語を連発。この響きも可愛らしくて、またまた笑ってしまいました。

「お医者さんも教師も「先生」と呼ばれるので、どちらかがいいなと。ヤクザは僕自身が上手く演じられるだろうかと考えてしまうので......。ヤクザは「親分」と呼ばれますが、僕にそのオーラやカリスマがあるでしょうか?」と言うと、会場から「あります!」の声。すると、「わかりました、では今日の気分では、お医者さんということで!」
個人的にはヤクザ役が見たいなと思ったのですが、皆さんはいかがでしょう?

最後はスーパーなプレゼント抽選会!
なんと「質より量で勝負した」という200枚分のポスターです(笑)
もちろん、サイン入りもありましたよ!



抽選会でひと盛り上がりしたあとは、最後のご挨拶です。
「僕自信も「ヒーラー」を思い返すいい時間になりましたし、この作品を愛してくれているたくさんの方にお越しいただけて、ほんとうに幸せです。今後はさらにいい姿をお見せできるよう頑張りますので期待してください。4月の大阪でのイベントのために一生懸命準備をしているので、お楽しみに! これからも「ヒーラー」をたくさんたくさん愛してください!」

ついにお別れ......と思いきや、チ・チャンウク自身が歌う「ヒーラー」のOST〈守ってあげる〉のBGMにファンが反応。あちらこちらからの「歌って!」の声に、急遽アカペラで歌い出すという超サプライズ!! 歌声も素敵です! ワンコーラスを生歌で聞けただけでも、来てよかった!と思えてしまうくらい嬉しいファンサービスでした。
最後は、コンサートのように左右に手を振るファンに、笑顔で何度も大きく手を振りながらステージを後にしたチャンウクさんでした。

イベント終了後には、更に握手会まで!
この日のために手作りしたうちわやボードを持っている人、あまりの美しさに言葉を失うくらい緊張している人、感激して泣き出す人など、800名のファンひとりひとりに、少しはにかんだ微笑みで優しく接するチャンウクさん。また会いたいと思わせる、素敵な人でした。


★予告★
チ・チャンウク サイン入りプレスシートが当たる! プレゼントキャンペーン開催決定!

詳細は後日、お知らせいたします。




◆「ヒーラー~最高の恋人~」 公式サイト
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セル発売・販売元:エスピーオー
レンタル発売・販売元:カルチュア・パブリッシャーズ
Licensed by KBS Media Ltd. ©2015 KBS. All rights reserved

JCW in OSK Ji Chang Wook 楽ruck CONCERT開催決定!
【日時】  2016年4月17日(日) 16:00開場 / 17:00開演
【会場】  グランキューブ大阪 メインホール
【チケット料金】  11,880円 (全席指定・税込)  ※3歳以下入場不可、4歳以上有料
【公演に関するお問い合わせ先】ソーゴー大阪 Tel : 06-6344-3326 (月~金11:00~18:00)
チ・チャンウクJapan Official Fanclub 公式サイト

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