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台北 蒸し餃子ベスト3! ぷくぷくホカホカを頬張るしあわせ

この1か月ほど台北はかなり寒い日が続いていますが今週は更に冷え込み10 度前後に。
「なんだ10 度前後ぐらいか」と思われますよね? しかし、「湿度70 %以上の10度前後」は本当に寒いのです。

身体全体が冷たい蒸気に覆われるので、体感温度はマイナス4~5度位でしょうか。しかも、暖房設備があまりないため、重ね着して、更に重ね着しています。「寒い!」と背中を丸めると暖かいものが食べたくなり、蒸籠でホカホカ蒸された「蒸し餃子」が恋しくなります。

日本人の大好きな餃子類ですが、「鍋貼(焼き餃子)」、 「水餃子」、「蒸し餃子」、「小籠包」、「煎包(揚げ蒸し小籠包)」等、 色々な 種類があります。どれもこれも大好きでかなりの頻度で食べていますが、最も良く食べるのが「蒸し餃子」!

目下、私の中でのベスト3は...... (個人的なベスト3ですので悪しからず)、
・「福大山東蒸餃館」(MRT中山駅近く)
・「?家蒸餃」(MRT南京三民駅近く)
・「金?園」(MRT東門近く)
です。 それぞれ本当にお薦めなのですが、本日は「福大山東 蒸餃館」をご紹介します。

「福大山東蒸餃館」はMRT中山駅から徒歩5分程。お昼時の12~13時、夕飯時の18時
~19時半は大行列で、「地元の会社員」、「近くの住民」でごった返しているため、なるべく避けることをお薦めします。

お店の名前にも「蒸餃」と入っているように看板メニューは「蒸し餃子」。お客様の80%が注文しているでしょうか。お店の入口では女将さんが「ものすごい速さ」で餃子の皮に餡を包んでおり、包まれた餃子は「ものすごい速さ」で蒸籠に並べられて蒸されていきます。



その間、我々はワクワク待ちながら「餃子のタレ作り」をしましょう。机の上に「醤油」「ゴマ油」「白酢」「黒酢」「唐辛子」「ニンニク」が置いてあるので自分好みのタレを作ります。ちなみに、先日私の隣の叔母様は「ニンニクの擦りおろし」のみで食べていました。

さて、いよいよ「蒸し餃子」登場です。白い蒸気をあげた蒸籠の中で、白くぷくぷく膨れた餃子は本当に愛らしく、制限なく何個でも食べられそうな美味しさです。

このお店の蒸し餃子は、モチモチ皮の中の肉汁「ぷくぷく度」もかなり最高で、一口噛むと、ドドドーっと汁が溢れてきますのでご注意を。レンゲでしっかり美味しい肉汁をキャッチしてくださいね。



「蒸し餃子」と共に注文したいのがスープ類。「酸辣湯(サンラータン)」、「蛋花湯(卵スープ)」「牛蛋湯(卵入り牛肉出汁スープ)」と、これもまたどれも美味しく人気なのですが、美味しいスープに「ふわふわ卵」が沢山浮かんでいる蛋花湯をまずはお薦めします。スープの器の上で蒸し餃子を食べれば、蒸し餃子から流れ出た美味しい肉汁も、スープがしっかりキャッチしてくれます!

2度、 3度と足を運ぶ毎に、「ワンタン」、「麺類」も是非是非食べてみてください。どれもかなり高得点を獲得できると思います。とても混雑していると、店員さんがやや殺気立っていて、その迫力に圧倒されてしまうかもしれませんが、そこは人気店の証拠だとご納得を。

注文時、注文内容が暗号化された「謎のポストイット」を机に貼られますので、会計時にはそのポストイットを持って席を立ってください。

また、お店に入って左側棚の「小菜(小皿料理)」は勝手に取って食べてOKなので、食べた場合は会計時に「小皿料理を何皿食べました」と自己申告します。

寒い冬だけでなく、もちろん暑い夏にも、無性に恋しくなる「福大」の蒸し餃子。台北市民に愛されているこの味を、台北にお越しの際は是非味わってみてください。



【店舗情報】
「福大山東蒸餃館」
住所:104台北市中山區中山北路一段140巷11號
電話番号:02-25413195
営業時間:11:30~20:30
定休日:日曜日
行き方:MRT中山駅出口2番を上がると右側に新光三越デパートがあります。進行方向前方の新光三越角を右に入り、左側2本目を左折するとすぐ左手です。

筆者: 垣内アサコ

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