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連載

【きゅんとあじあ】台北之音 vol.1

(写真:地下鉄構内でキャッチ! グイ・ルンメイ&ヴィック・チョウ)




皆さん、こんにちは。

シネマート六本木 元支配人の村野です。

これから数回に渡り、7月の訪台で集めてきた、「台北らしい街の音」をご紹介します!





第1回目のテーマは、地下鉄!

台北では、タクシーが安くて気軽に利用できますが、行き先を告げるだけで一苦労。

ちなみに私の場合はなかなか聞き取ってもらえず、結局地図や住所を見せ、その後は運転手さんから正しい発音講座を受けるというのが毎度のパターンです。

目的地の近くまで行けるバスも便利だけど、社内に停留所の電光掲示が出ない古い車両に乗ってしまった時はお手上げだし、土地勘がないとなかなか...




(写真:街中 みんな大好きグイ・ルンメイ)





そんな時、旅行者にも利用しやすいのが地下鉄!

台北では「MRT=台北捷運(ジェユン)」と呼ばれる地下鉄網が発達しています。

地下鉄と言いましたが、香港映画『ブエノスアイレス』のラストシーンで、台北を訪れたトニー・レオンが乗っている路線のように、実は地上に出ている部分もあります。

(現・文湖線。当時は木柵線という名称でした)



台湾観光協会の路線図はこちら。

http://www.go-taiwan.net/index.php/tranceportation/map/54-subway-map.html



色分けされているので、「淡水に行くには赤だな」とか「青から赤に乗り換えればいいんだな」とか、覚えやすくて助かります。



2014年11月には「松山線」という新しい線が開通し、主要5路線となりました。

さらに、今までバスやタクシーで行っていた観光スポットにも、地下鉄で行けるようになりました。



(写真:街中 私が大好きヴィック・チョウ)





さて、まず採取してきたのは、青色の板南線の「台北車站→善導寺」間の音になります。

一駅、乗ったつもりでご一緒しましょう~






この、電車が滑り込んでくる音とか、発車メロディとか、ドアの閉まる音とか、普通話・台湾語・客家語・英語と4パターンあるアナウンスとか、「台北に来たな~」って気になりますよね!



続いて、緑色の松山新店線の「中正記念堂→古亭」間です。





発見! ドアの閉まる時の音が違うんですね~



ちなみに、赤色の淡水信義線にも乗りましたが、アナウンスが聞こえないくらい走行中の音が大きかったので、消しちゃいました。ドアの音、違ったのかも。残しておけばよかった...



(写真:地下鉄構内 チェン・ボーリン 大人になりました)





そしてそして、こいつの音、変わりました!






はい、自動改札の音です。

PASMOみたいなICカード、「悠遊カード」をタッチ&ゴーする時の音ですが、「トゥン」という音と、「プリリン」という高めの音があることに友人が気付きました。何だ?何が違うんだ? となりまして、編み出した結論が「チャージが100元を切ると、警告のようにプリリンになるんだね!」ということでした。



帰国後調べたところ、変わったのは音色で、以前から二種類の音があったみたいです。

こうやって街の音に注目してみると、新しい発見がありますね。



(写真:地下鉄構内 注目の新作映画「我的少女時代」)





地下鉄の切符ですが、紙ではなく、「トークン」という青いコインになります。オモチャみたいでかわいいです。でも頻繁にMRTを利用するなら、「悠遊カード」を作ることをお勧めします。バスでも使えるので便利ですよ!



それではまた次回。 再見!(とか言ってみたり)




(文:村野奈穂美)

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